2011年2月21日月曜日

健康にいい肉、悪い肉

最近思うこと。「ローフード、プラス、適量のお肉は、最高に健康的な食餌かも」(お肉、には、魚や卵も含まれます。要するに、動物性食品)

「かも」っていうのは、個人差を考慮してのこと。お肉がからだに合わないとか、どうにも嫌い、っていう人もいるだろうから。そういう人は、ムリに食べてもいいことないと思う。菜食か肉食か、っていうのは、結局は各自が自分の体調と相談して決めるべきことだ。

ただ、人類の進化からみて、たっぷりのローの野菜および果物、プラス適量の動物食、っていうのは、とても自然だと思う。

だけど、ここで注意したいのは、現在ふつうのスーパーやレストランにあるお肉は、全然「ふつう」でないこと。

主な問題は、
1 飼料。牧場で草を食べているのが本来の牛や羊に、穀物や、もっとひどい場合は合成飼料や、肉骨粉を与えていること。本来の食餌をしていないと健康が保てないのは、人間だけじゃないです。不健康な動物を食べたら、不健康になります。
2 飼育環境。しつこいようだけど、牧場を歩き回って草を食べているのが、牛や羊の健康な姿で、狭い建物の中に押しこめられて、自分の糞尿にまみれていては、病気になって当たり前。
3 抗生物質や成長ホルモン。そういう不健康な環境で、ひどい病気になるのを防ぐために、通常の肉牛や鶏などには、抗生物質が与えられる。また、できるだけ早く大きく成長すれば、それだけもうけが大きいので、成長ホルモンも与えられる。

ひどい話だよね。私たちの生命を養うために死んでくださる動物さんに、敬意のひとかけらもない。このへん、映画「フードインク」に詳しいので、ぜひ見てね。

だから、健康にいい肉っていうのは、

1 
一番いいのは、オーガニック。それも、無農薬の牧草(穀物でなく)だけを餌にしていること。(ふつうの「オーガニック」は、無農薬の穀物を餌にすることを認めているので、このへん、注意が必要)農薬などの毒物は、動物の体内に蓄積されるからね。米国の場合、オーガニックの認定には、戸外に出られるような飼育環境と、抗生物質やホルモン剤を使用しないことも、含まれる。

また、オーガニックの認証を受けていないけれど、良心的な飼育をしている牧場もあるので、そういうところを探して直接購入する。あるいは、鶏くらいは、自分で飼う。

2 
オーガニックでない肉の場合、内蔵や脂身は避ける。(できるだけ、脂身を取り除く)毒物は、脂肪組織に特に蓄積されるから。本当は、内蔵も骨髄も、全体を食べるのが、ムダがなくていいと思うけど、そして、オーガニックの鶏肉や天然のお魚が手に入ったときは、そういう食べ方をしたいけど、毒素のたまっているお肉の場合、部位を選ぶ方が賢い。

3 
また、飼育期間の短い肉の方が、毒物の蓄積はより少ないはず。だから、牛よりは羊、鶏肉の方が、より安全。

4 
豚肉は?あのね、豚って、雑食なんです。他の動物の糞でも食べます。(昔の中国では、便所の地下で豚を飼っていました)今は、まさかそんな育て方はしていないでしょうけど、一番餌をごまかしやすいのは、豚なんです。そういう意味で、わたしは豚肉は敬遠しています。

5 
ソーセージ、ハム、ベーコンなどの肉の加工品も、避けた方が無難だと思う。添加物が多いからね。味付けも濃いし。(わたし、最近肉を再び食べ始めたころは、「久しぶりだなー」って感じで、ベーコンやソーセージも試してみたけど、なんとなく、食後感がよくなかったです)

こんなこと考えながら買い物しなくちゃいけないなんて、ホント、気が重いけど、仕方ないの。大部分のお肉は「お肉プラス毒物(餌をとおして動物のからだに入った農薬、抗生物質、ホルモン剤、多大なストレスの結果、動物の体内でできた毒物)」だから。

健康にいいお肉は、健康な動物から。

菜食主義を勧める人が使う統計には、このへんのことが明確にされていない。「残留農薬やホルモン剤をとりながら育った、不健康な動物の肉を食べている人たち」対「菜食主義の人たち」なら、それは、菜食主義の方が健康かもしれない。毒素は動物の体内で蓄積、濃縮されるからね。

だからって、肉が健康に悪い、っていう証拠にはならないよ。健康にいい肉と悪い肉を、きちんと分けて考えなくちゃ。

英語いける方は、この動画も見てください。映画「マトリックス」のパロディで、おもしろいですよ。アメリカ人の、こういうユーモア、私は好きです。(YouTube のように、記事に組み込めないので、リンクをクリックして、そちらで動画を見てください)


ここ数日、冷たい雨が続いていて気づかなかったけど、もう桜が咲き始めている。

にほんブログ村 料理ブログ ローフードへ←おいしいもの、作って食べて楽しみましょう(クリックすると、他のすばらしいローフード/料理ブログを満載したサイトに飛んでいけます。よろしく!)

6 件のコメント:

  1. アケミさん、はじめまして。いつも興味深い記事をありがとうございます。

    最近 ”パレオダイエット” というのに興味を持っているのですが、それもアケミさんと同じように、生野菜、木の実に動物性食品を加えることを提唱しているようです。これを試して体調が改善したアスリートや俳優も多いと聞きます。

    今週日曜日(27日)、ガブリエル・カズン博士が、彼のウェブサイト上で、このパレオダイエットに関する彼の見解を動画で公開するんだそうです。もし興味がありましたら、Gabrielcousen ドットコムをチェックなさってみてください。

    JFYI

    返信削除
  2. そう、パレオって、わたしの考え方に似ているんですよね。今、勉強中です。
    ガブリエル・カズン氏は筋金入りのヴィーガンで、いろんな人の批判してますよね。わたしとしては、なぜ、彼がそんなに肉食を攻撃するのか、わかりません。いつもいっていることですが、何を食べるか、っていうのは、各自が決めることでしょうに。それから、注意して見ていると、彼の論調は、「ヴィーガンでも健康に支障はない」という感じの、守備的な立場です。

    返信削除
  3. アケミさん、お返事ありがとうございます。上でAnonimousでコメントさせていただいた者です。

    カズン博士のことは、糖尿病治療のドキュメンタリー"Raw for thirty days"がきっかけで知り、著書Conscious Eatingも入手したのですが、難しいのと厳しいのとで、なかなか手を付けかねているというのが私の実情です。でも興味はあるので、動画はチェックしてみようと思っています。(個人的にはタンパク質の必要量とかに関する見解を聞きたい)

    少し私のことを書かせてください。アメリカに来てから乾癬(psoriasis)という皮膚病になってしまい、それを治したい一心でローフードに興味を持ちました。実際、ファスティングとの組み合わせで、症状は劇的に改善したのです。ですが、しばらくすると、どうにも活力がないというか....。目覚めはいいし体力もある感じなのですが、通勤中、車の運転中にどうしても睡魔に襲われてしまう。毎朝毎晩。それが、ある日、何の気なしにプロテインドリンクを飲んでみたところ(Sequelのヴィーガン仕様のものでしたが)、明らかに違いを感じたんです。その多幸感があまりにも強烈で。だから、私のやっていたスプラウト(ときどき雑穀)中心の生活では、タンパク質を十分に摂れていなかったんだろうと思ったのです。(単に私の消化能力の問題かもしれませんが...)

    動物性食品に関しては、合う合わないの個人差が大きそうという印象なので、今、自分で少しずつ試しています。アケミさんの考えや体験談、とてもとても参考になります。これからもブログを楽しみにしています。

    T

    返信削除
  4. あのドキュメンタリーは、わたしも見ました。よかったですよね。
    タンパク質の必要量には諸説あります。WHOは、体重1キロ当たり0.6から0.8グラム、といっていますが、これは飢餓を免れるぎりぎり、っていう感じがします。一般的には、体重1キロ当たり1グラム、運動する人や病気やケガから回復中の人は、1.5グラムでもいいようです。また、単に体重を見るのでなく、筋肉量を考慮する場合もあります。
    要は、いろいろ試して、自分に合うところを見つけることです。季節などでもかわりますし。

    返信削除
  5. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  6. それと、カズン氏のローフードと、パレオとか、わたしのいうローフードプラス肉食とに共通点があるの、お気づきですか?穀物および豆類がないことです。これって、人類の進化の記事を読んでもらえれば、納得だと思います。

    返信削除