2011年3月8日火曜日

健全な食欲と過食の食欲の違い

健全な食欲(appetite アペタイト)っていうのは、空腹な時におきて、食べると心地よく満たされるもの。「ああ、おいしいね」って素直にいえるときの食欲は、こちら。

過食症に至る食欲(craving クレービング)っていうのは、空腹時におきるとは限らない。そして、食べて満腹しても、まだもやもやした不満、焦燥感、イヤーな罪悪感、などが残る。だから、どうかすると、さらに食べてしまう。

この二つの食欲の違いを、からだの感覚として覚えておくのは、摂食障害を克服する上で大切だ。

「わたしは甘いものが好きなの、だから食べたいの」という時、それは本当の、健全な食欲なのか?それとも、後者のクレービングを、いいわけしているだけなのか?

クレービングは、実は対象が食べ物とは限らないので、「食欲」というのは、意訳だ。対象は、アルコール、薬物、セックス、買い物、その他いろいろ。共通しているのは、自分でやめようと思ってもやめられない、というような、コントロール不能さと、それに伴う無力感、あるいは、コントロール不能であることを認めようとせずに、なんとかいいわけしようとする自己正当化だ。

だから、摂食障害の克服のためには

  1. からだレベルの原因に対応し、からだの正常な健康を回復させる。
  2. クレービングと健全な食欲の違いに気づいて、クレービングがあっても行動に移さないような行動パターンを作っていく。

わたしの体験からいうと、クレービングが全くなくなることは、もしかしたらないのかもしれない。摂食障害は体質的な素因の上に、依存症という面もあるので。そういう意味では、摂食障害は、根治しない。

でも、摂食障害という行動をやめることは、できる。やめている状態をある期間続けられれば、摂食障害を克服した、といっていいんじゃないかと思う。

からだレベルの原因としては、以前も書いたけど、

  • 栄養障害。これには、ちゃんと栄養のあるものを食べていても、胃腸が弱っていて、十分に消化吸収できない場合も含まれる。対策は、こちら
  • 砂糖の中毒性と、砂糖をとることでさらに栄養障害がすすんでしまうこと。
  • 血糖の不安定(低血糖)
  • セロトニンの不足
  • ドーパミンの不安定、または、ドーパミン受容体の減少
  • 女性ホルモンの不安定(若いころ、生理前、更年期など)
  • リーキーガットと食物アレルギー(遅延型食物アレルギー
  • 腸内のカンジダ菌の増加

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わたしの、健全な食欲を満たすための食事。(チキンは市販のローストチキンです。手抜きでごめんなさい。あ、でも、これは、抗生物質とか成長ホルモンとか使っていない、自然な餌で育った鶏さんなのよ!)

機会あるごとに、自分に問いかけてる。

それは、食べたら満たされる食欲なのか、それとも、食べれば食べるほど満たされなくなる食欲なのか?

いや、食欲だけじゃない。ある目標を達成したいと思っている場合、その欲は、達成すれば満たされるのか、それとも、達成したとたんに、さらに満たされなくなる欲なのか?

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12 件のコメント:

  1. 役立ってます☆
    クレービングが起こると私がハッキリ自覚しているのは、甘いお菓子とパンですねー。炭水化物でも、お米なら白米のご飯を食べても大丈夫なのに、パンは甘くなくても、自分で作った全粒粉やライ麦のでも渇望感が出ます。何とかコントロールできる程度だけど、モヤモヤして大変なので、好きだけど なるべく近づかないようにしています。魅力的だけど危険な恋人、みたいな感じ^^

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  2. Asamiさん、
    ありがとうございます。そういってもらえると、嬉しいです。
    「魅力的だけど危険な恋人」わかる気がします。わたしは、もう一歩踏み込んで、「着飾っていてかわいいんだけど、実は後でネチネチする性悪女」と思っています。別にレズじゃないんですが、あの、お菓子の、一見無垢で、実は後から苦しめられる感じが、ある種の商売女そっくりだと思います。

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  3. 「危険な恋人」と「性悪女」・・・私は、時々いじわるする
    恋人かな。少量で満足させてくれる時もあるんだけど、時々いじわるして、止まらなくなる。「craving」英語だとかっこいい。上手く付き合いたいな。

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  4.  *送信ミスかもしれないので、再度投稿しました。
     *二重投稿でしたら、お手数ですが削除お願いします。


     こんにちは!
     コメントしていませんでしたが、記事は以前から拝見しておりました。

     からだレベルの原因のひとつに、骨格の歪みによる自然治癒力の低下もあるのではないでしょうか。
     人の身体は例えば「貧血気味だからもっと鉄分とって」「この筋肉が緊張してるから、緩めるホルモン出して」といった各部分からのメッセージが、ちゃんと頭に届いて、鉄分の多いモノを美味しく感じたり、該当ホルモンを分泌したりで、治癒してしまうそうです。
     しかし、骨格が歪んでいると、身体の声が頭にキチンと届かず、対処が遅れて病気になってしまう事もあるようです。携帯の電波状況が悪いときみたいなものですね。

     最近、骨格の歪みの大元を矯正して、身をもって実感しました。
     私の骨の歪みが直ると、今まで踏んづけたホースみたいになっていた内分泌系や血管が解放されたようで、お腹の血行が良くなり、常に温かくなりました。血行が良くなると、筋肉もつきやすいので、腸の蠕動能力も増してきました。ゆっくりとではありますが、滞っていたモノの排出も進んで、良い状態に向かっているようです。

     心や栄養面でのケアをしても、過食症がなかなか治らない人は、こういった原因で身体の声が聞こえないのではないでしょうか。
     最近は若くても、姿勢が悪かったり、相当な猫背な方もよく見かけます。給食で身に付く犬食いや、栄養の偏りで骨を支える筋肉が減って、良い姿勢を保つのが難しいのかもしれません。

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  5. みーさん、
    かっこいいですか?何なら、わたしの英語のブログ、読んでみますか?(ここ3年やっているので、すごい量ですよ)

    ちくたくさん、
    これしか見つからなかったので、一回目のは多分送信ミスだったと思います。
    ほー、おもしろいですね。姿勢。いわれてみれば、関係ありそうな気がしますね!
    よろしかったら、このブログで、ゲストポストしませんか?(つまり、チクタクさんの書いた記事をここに載せ、こちらからチクタクさんのブログにリンクする。アメリカのブログ界ではよくやるんですけどね。)

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  6. こんにちは! appetiteとcraving、英語的にはすご~くイメージが離れてる(明確に区別されてる)単語ですよね。

    かくいう私、まさにここに書かれている生理直前のホルモンの乱れが原因で、今日またやってしまいました…甘い物の過食。家にある甘いものほとんど。食べたあと一瞬、自己嫌悪に陥りました。でもね、今日のはちょっといつもと違うんです。食べた後に、(便秘のせいもあっておなかがぱんぱんで)ばーっと嘔吐してしまい、そこからはっと我に返ってお肉と卵を調理して食べてから、「過食じゃなくて、今日は“ちゃんと”あんパン食べたいな」って思ったの。それで(本当はベーカリーまでいきたかったのだけど)近所のコンビニへ行きました。ゼロカロリーのゼリーでごまかそうかと一瞬思いましたが、思い切って欲求に忠実に予定通りあんぱんを購入。家へ帰って、お茶をいれてゆっくり噛みしめながら食べました。

    あんぱんだなんて、糖質制限している私には大きな大きなミステイク! でも、なんともいえない満足感を味わったのです。きっとこのあんぱんは(禁断の甘いものではあるけれど)、appetiteで食べたんですよね。

    それで今、気持ちが落ち着いています。本当に食べたいなと思ったら、それが甘いものだとしても週に1回くらいは自分に食べさせてあげてもいいのかも。私はついつい完璧にやろうとする癖があるみたいなので、おそらくそれがストレスになって、1つ崩れるとだーって雪崩になっちゃうんですね。過食に陥りやすい人ってそういうところありませんか。そうじゃなくて、少し崩れても「ま、いっか」ってちょっと放っておいて、後で崩れた部分をゆっくり直しましょう…くらいのスタンスでいいのかもしれません。

    私も甘いフレーバーのハーブティー好きです! yogiティーもiherbで買ってます。でもお茶の甘さと本物の甘いものの甘さ・舌触り・満足感ってどうしても違うんですよね(笑)。それが苦しいところ。ローフーディストだったらそこで、「果物とかナッツとかドライフルーツを食べればいいんじゃない?」と提案したくなるでしょうが、それらと私(たち)の言う甘いものって決定的に違うしね。

    「あんぱん食べたい」ときにお茶でごまかすと、やっぱりそのストレスがどこかに残るはず。そしてそれが蓄積されて過食にもなりかねない。だったら、思い切って食べちゃうのもありかも、と思います。確か、ダイエットで有名な伊達栄養士さんも同じようなことをおっしゃっていたかと。

    というわけで、まだまだ修行中のkojiでした! 甘いものの過食は一朝一夕になおるものじゃない、食べても自分を責めない、という方法で今後もがんばりまーす。

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  7. kojiさん、
    「甘いものの過食は一朝一夕になおるものじゃない、食べても自分を責めない」そのとおりだと思います。
    kojiさんの今日のあんぱんが、本当に健全な食欲なのか、クレービングが化けているだけなのかは、結局、kojiさんにしかわからないわけで。(わたしの経験では、クレービングって化けるんですよ。いかにも純真そうに、このくらい大丈夫よ、って言い寄ってくるの)でも、仮にクレービングだったとしても、自分を攻めてよくなることはないですからね。

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  8. 「クレービングって化けるんですよ」ってかなり納得です。ほんと、appetiteだなんて思って気分がいいのは今のうちだけかもしれない(笑)。

    いや、でも実際笑いごとじゃなくてアイツらは本当に手ごわいです! 本当に本当に!! (こうしてる間にもなんか別の甘いもの食べたくなってきたし…)

    ゆるゆる~とがんばるにしても、やっぱり目指すは「甘いものゼロ」ですよね…。

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  9.  こんばんは。
     ゲストポストの件、ありがとうございます。
     記事を書くのは、来週の週末ぐらいになりそうですが、よろしいですか?

     とこでゲストポストって、自分のブログに書き込んで、アケミさんにお知らせすればいいのでしょうか?それとも、記事を丸々メールなどで送って、お任せするのでしょうか?
     どうぞご教示願います。

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  10. ちくたくさん、
    普通ゲストポストっていうのは、ゲストに書いていただいた記事をこちらに送ってもらって、ここにのせます。もちろん、ちくたくさんのブログへのリンク、はります。わたしのメールアドレス、ご存知ですよね?
    でも、ちくたくさんが、自分のブログにのせてこちらにリンクする方がいい、ってお思いでしたら、それもいいです。その場合、わたしの記事の中で、「ちくたくさんがこんな記事を書いてくださいました」とリンクしましょう。

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  11.  了解しました!
     記事を書き上げたら、メールでお届けします。
     ちょっと先になりますが、気長にお待ち下さい。
     どうぞよろしくお願いします。

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  12. ちくたくさん、
    あわてることないです。いつでも、できたら送ってください。
    ああ、ブログ、どんどんおもしろくなってくるなー:)

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