2011年3月25日金曜日

摂食障害は複合汚染

昨日のエンドルフィンの記事を書いていて、あらためて思うのは、摂食障害の原因っていうのは、単一じゃなくて、いろいろな要素が複雑にからまっているっていうこと。

わたしは甘いものに弱いんだけど、甘いものといっても、角砂糖とかをなめたいと思ったことはない。これは、今だけでなく、摂食障害がもっとひどくて、甘いものへの渇望感(クレービング)が強かったころでもそうで、たとえば、うちにはメープルシロップの小瓶があったんだけど、それはちっとも減らなかった。そういうんじゃなくて、お店でケーキとかチョコレートを買って食べていた。

わたし、これ、長いこと不思議でした。糖分が依存をおこすのなら、なぜ糖分の固まりである甘味料に惹かれないのか、って。

わたしの場合、ほしかったのは、ケーキ、アイスクリーム、チョコレート、あと、時々クッキーや菓子パン。和菓子は、まあ、アメリカではおいしいのがないっていうこともあるけど、あまり興味ない。(いいものを食べればおいしいとは思うけど、あのヘンな渇望感はない。)

この、わたしの三大悪に共通するのは、甘いこと以外では・・・脂肪分が多いこと。そして、乳製品をふくむこと。グルテンを含むものも多い。

糖分と脂肪を組み合わせると、エンドルフィンがますますよく出ることは、昨日の記事で説明したよね。そんな理論を知らなくても、からだはちゃんと反応しているわけだ。

そして、遅延型食物アレルギーの原因であるグルテンと乳製品。これも、エンドルフィンで説明できるらしい。つまり、アレルギーをおこすようなものを食べると、体内のあちこちで炎症がおきる。私たちは、体内(特に腸)の痛みには、割と鈍感なので、意識しないかもしれないけど、からだは不快を感じている。そして、不快(痛み)を感じると、エンドルフィンが分泌される。

なんと、からだに悪いものを食べると、その食べ物がおこす不快感ゆえに、一時的な快感を感じることができるのだ。

この他にも、低血糖の問題や、セロトニンの不足も原因になるし。まだ依存症の根本原因のドーパミンの説明していないし。あ、それに、骨格の歪みも影響するし。

以前に書いたわたしが思う摂食障害の原因を、もう一度見直してみる。

  • 栄養障害(各種ビタミンやミネラルの不足、全体的なタンパク質の不足、必須脂肪酸であるオメガ3の不足)。これには、ちゃんと栄養のあるものを食べていても、リーキーガットや一般的な意味で胃腸が弱っていて、十分に消化吸収できない場合も含まれる。
  • 砂糖の中毒性(習慣性)と、砂糖をとることでさらに栄養障害がすすんでしまうこと。
  • 血糖の不安定(低血糖)
  • セロトニンの不足
  • エンドルフィンの不足
  • ドーパミンの不安定、または、ドーパミン受容体の減少
  • 女性ホルモンの不安定(若いころ、生理前、更年期など)
  • リーキーガットと食物アレルギー(遅延型食物アレルギー
  • 腸内のカンジダ菌の増加
  • 骨格の歪み

心の問題は?このシリーズの始めの記事「摂食障害は心でなく主にからだの問題」に寄せられたコメントなどを読んでいて思うのは、摂食障害が始まったきっかけと、今、摂食障害がおきている原因を混同している場合が多いんじゃないかなー、ということ。

何年も前に、失恋とか、体型を批判されたとかいうイヤな経験があって、それがきっかけで摂食障害がおきた、として、それは今、過食している原因なのか?もちろん、人によってケースバイケースでしょうから、そういう心の問題が引っかかっているのなら、カウンセリングとか、いろいろその方面の手助けも役に立つのだろうと思います。

からだレベルの原因が主な場合、回復の手順は割とシンプル。

1 まず、足りない栄養を補ってあげる。これは、ある程度時間がかかるけど、今すぐ、甘いものと手が切れなくても、できる。必要に応じてサプリメントを使うのも、わたしはありだと思う。

2 その一方で、生活の他の面を整えて、からだの回復を図る。セロトニンの記事で書いたことって、要するに、すごい常識的な健康法なんだよね。朝になったらおきて、明るいうちに外で少し運動して、ストレスためないようにして、夜は早く寝る。

3 そうやって、からだが回復してくると、甘いものへの渇望感は減ってくる。完全にはなくならないけど、何とかなるレベルになってくる。そこで、まず、自分のアレルギー源になるものをやめる。これで、胃腸はさらに回復する。

4 アレルギーとは関係ないらしい甘いものも、やめてみる。これには、ある時すっぱりやめるのと、少しずつやめるのと、二通りあって、自分にあった方を選べばいい。

5 そして、やめるのに失敗して、また甘いものを過食してしまっても、自分を責めないこと。だって、自分を責めたら、そのつらさをなんとかするためには・・・そう、エンドルフィンが必要で、そのために、また甘いもの(またはその代わりになりそうな、他の食べ物や活動)に手を出してしまうから。

過食症が治って、代わりにアルコール依存症になったんでは、ばからしいよね?

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これは、オレゴングレープの花。グレープといっても、植物学的にはぶどうの仲間ではなくて、秋になる実はとっても渋いらしい。でも、根は薬草になるらしい。(えーと、今、ちょっと調べてみました。抗炎症、抗バクテリアの成分があって、皮膚病などによく、また、胃腸を整えるとか。なんか、インディアンの万能薬、って感じもする)

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7 件のコメント:

  1. あー同じです。私も甘いものを求める時はケーキやアイスやクッキーで、目の前にメープルシロップやお砂糖や和菓子があってもそれには手が出ないですね。あとナッツとドライフルーツを混ぜたものもよく食べ過ぎる。グルテンと脂肪分に反応してるのかも。体の不快→エンドルフィン。なるほど!なんか色々と思い当たってきました。ありがとうございます☆

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  2. Asamiさん、
    ナッツとドライフルーツっていうと、たとえばララバーみたいな?わたし、ララバーは厳重に警戒しています。健康そうだけど、意外と糖分多いし。乳脂肪じゃないけど、脂肪多いし。
    エンドルフィンって、ホント、意外な働き方で、おもしろいです。

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  3. こんな時に不謹慎なコメントすみません。見苦しい&不愉快に思われたなら削除して下さい。「もも」と申します。玄米菜食を1年間位した後、ローフード(ナチュラルハイジーン)をして3年くらい経った今年の1月から、過食症みたいになりました(吐けない。吐かない過食です)。
    最初の頃は果物やドライフルーツや芋類をお腹パンパンになるまで食べるという過食だったのですが、そのうちに市販の袋入りのパン(保存料や添加物たくさんな)やお菓子やインスタント食品などの過食になり、それらを食べた後にすごい罪悪感や自分が汚れて(心も体も)汚く醜い人間に感じてしまいます。最近はそういう感情から過食後や朝目覚めた時に「死にたい。なんで、なんの為に生きてるんだろ。生きてることが罪、世間の邪魔」と感じてしまいます。じゃぁ、とにかくジャンク過食を止めよう。と決意し手帳に書いたり、紙にも書いて壁に貼ったりするのですが・・・。ソワソワして、買い物に行って過食する食べ物買って・・・。の繰り返しです。自分を責めたり罪悪感が余計に苦しめることになる。ということは知識として知ってますし理解もできるのですが・・・。太りたくない、痩せたい、という気持ちを持ってることも過食に繋がっているんだと思います。あと、これは言い訳で自分へのなぐさめだと思うのですが・・・、マクロビやローフード食の食べ方とか知らずに、普通に食べてたときの方がなんだか心は健康だったような気がします。
    マクロビやローフードを知ってから、お肉や乳製品や添加物や白砂糖が入った市販のジャンクなパンやお菓子などを食べてしまったときの自分への罪悪感は自分で体を切り刻んでしまいたい程です。私は病んでしまったんだと思います。おかしいですよね。嫌な気分にさせてしまうようなコメントすみません。甘えですが、もし何か今の状態から抜け出せるヒントとか頂ければ・・・。と思いコメントさせて頂きました。
    でも削除して下さっても全然構いませんので。

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    1. あなたのコメントをみてまるで自分が今感じているそのものだとおもいました  私もあなたと同じ道をとおり今自分には何の価値も見出せないでいます  私も何も知らないときが幸せだったようにおもうのです   どうすれば過食が止められるのか今はわかりません  でも色々なことを禁止してしまう考えが危険なのかなとおもえてなりません  

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  4. ももさん、

    よくわかりますよ。わたしも、それからこの摂食障害のシリーズにコメントしてくださる他の方も、皆同じ気持ちだと思います。できれば、このシリーズの以前の記事とそのコメントも見てください。自分だけじゃないってわかって、ラクになると思います。

    何も知らずに普通に食べていたころの方が、健康だったっていうのもわかります。ただ、もう知ってしまった以上は、今、ここからどう健康になっていくか、ですよね。何年も菜食とローフードをしていたのなら、相当な栄養障害が考えられます。(あ、菜食主義のシリーズも見てくださいね)だから、この記事でも書いたように、まず栄養のあるものやサプリで、からだを回復させること。

    そんなにも自分を責めてしまうのは、少しうつなんですよね。これ、非難していっているんじゃないですよ。摂食障害とうつはペアだと思います。その対策としても、まずからだの回復だと、わたしは思います。

    お大事に。

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  5. アケミさん、
    そう、ララバーとか、ローフードまっしぐらだった時は自分でもいわゆるロースイーツをよく作ってたので、そういうものです。当時は、白砂糖使ってないしフルーツやナッツは体にいいから、多少食べ過ぎてもOKと思っていたけれど、決してそんなことなかったですね!

    雑食に戻ってからは見事にあっさりと食欲が安定して、甘いものを欲することもほとんど無くなりました。それでも、時々お菓子やドライフルーツをうっかり食べ始めると少量で止めるのはなかなか難しいので、やっぱり私は手を出さないのがいちばんみたいです。

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  6. あーわかります。一度、甘いものから脱出できたら、あまり戻りたくないですよね。少しくらいなら、お菓子とかも許容範囲内なのかもしれないけど、あまり関わりたくない気がする。また、あの甘いもの地獄にもどりたくないから。

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