2011年4月18日月曜日

アメリカ合州国・・・と原発

日本語でブログして、あらためて日本について思うこと」で「情報を鵜呑みにする人が多いこと。いや、むしろ、そうやって鵜呑みにした情報の多さを誇る人が多いこと」と書いたけど、本当は、もっと大変だよね。ヘタに自分で考えたりすると、日本では、まわりからいじめられたり、変人扱いされてしまう。鵜呑みは、保身のために、必要なのかもしれない。

たとえば、今わたしが住んでいる国の日本語名。これは、英語の “The United States of America” の訳だから「アメリカ合国」とするのが正しいはずだけど、そんなこと書いたら、テストではバツをもらうし、先生や友達に笑われる。どこかのエラいさんが「アメリカ合国」と決めたんだから、そう書かないといけない。

そして、これだけ英語のできる人が増えていても、これに気づく人は少ないみたい。

一事が万事だ。日本人の知性って、既存の知識を覚えることと、それをいくらか改良することにだけ、使われている気がする。

ついでに、アメリカについて、もう少し書いておこう。“The United States of America”を直訳すると「アメリカという連合された(ユーナイトされた)諸州」ということ。これを見て、日本と米国の根本的な政治の違いが、わかるでしょうか?

米国の「洲」は、日本の都道府県とは、全然違う、ということ。

都道府県は、国の下にある行政単位。つまり、国が決めたことを実施するより小さい単位。

州は違う。米国の、基本的な行政単位は、国ではなくて州なのだ。国として機能しなくてはならない外交や軍事などの一部の事柄を除き、政治の基本は、州。たとえば、何歳で車の免許が取れて、そのための手続きはこう、とか、結婚できる年齢、離婚の手続き、消費税率、みんな各州が決める。まあ、そうはいっても、州境を越えたら交通ルールがまるで違う、というのでは不便だから、だいたいの合意、というのはあるけど。

普段の生活で、連邦国家が関わってくるのって、郵政と、あとは(米人が)パスポートとるときくらいかなあ。その他は、民法も刑法も、州の問題。

時間、なんていう、生活の基本で、隣の州との兼ね合いが重要なことでも、連邦が発案したことを批准して実施するかどうかは、州が決める。だから、夏時間(デイライトセービングタイム)を実施していない州が、現在も三つある訂正:インディアナ、アリゾナ、ハワイのうち、インディアナは、2006年から夏時間を施行しています。つい、自分がオハイオにいたころの記憶で書いてしまって、失礼しました)。

こんなの、日本では考えられないかも。結構不便なんですよ。わたしは、以前、インディアナの隣のオハイオに住んでいたけど、毎年、春と秋の二回、インディアナとの時間調整問題が起きる。出張の予定とか立てるとき、ぼやっとしていると、一時間遅刻してしまったり。

それでも、アメリカ人は、この州中心の地方分権でいいと思っているし、長く住んでいるせいか、わたしもそう思う。地方分権ということは、それだけ、政治が実生活に近い、ということだから。

たとえば、今問題の原発。ここに、米国の原発地図があるんだけど、今私の住んでいるオレゴン州には、一基もない。電気は、水力発電と、石炭やナチュラルガスによる火力発電でまかなわれている。(参考資料)水力発電のためのダム建設は、昔からここに住んでいたインディアンの生活を脅かすとか、いろいろ問題はあるんだけど、少なくとも比較的安全だ。風力とか太陽光とかの発電も研究中らしい。

オレゴンって、いろんな意味でユニークな州なんだけど(医療安楽死が認められている唯一の州だったり、消費税がなかったり)、それは、州単位で行動できる身軽さがあればこそ、なんだ。

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☆昨日食べたもの☆



梅酢入りのお湯
緑のロースープ 
発芽レンティル豆のサラダ
カボチャ

久しぶりにベジな朝食。

遅めの昼


ラムのスープ
キューブステーキともやしの炒め物
青菜のソテー
野菜のマリネ
玄米ごはん(びっくり炊き)

キューブステーキっていうのは、肉の上の方に縦横に細かく切れ目を入れたもの。ひき肉と切り落としのあいの子というか。大抵は、牛のお尻の方の固い肉なので、あまりおいしくなかった。

玄米のびっくり炊きというのを、初めてしてみる。「生活の温度」で見たんだけど、ちゃんと作り方を調べるヒマがなくて、「まあいいや、出来上がり近くにびっくり水を入れるんだよね」って感じで、いい加減に作ったけど、それでも、いつもの玄米ごはんより、軽い炊きあがり。

ブログ読んでいると、ホント、勉強になるねえ。



グリーンスムージー
豆のサラダ少し

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4 件のコメント:

  1. ほんとうに、教育に対して、受動的か能動的かで、情報に対する態度も変わりますよね。

    行政区の違いも人格形成に大きく影響しているんでしょうね。
    アメリカは州ごとに法律も州民性(?)も違いますもんね。

    イギリスでも必ず聞かれた質問は「なんで日本人はイギリスって言うんだ? ここは連合王国でUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandなんだよ。Englandって表記するのはおかしいと思わないか?」というものでした。
    たしかに、言葉も文化も国民性も違いますしね。
    日本の郵便局で「UK」と書いて持って行ったら、新人クンが「これ、どこの国ですか?」と聞いてきてのけぞりました(苦笑)

    欧米は特にいろいろな民族が交じり合い、それぞれのルーツを大切にしているので、自分の価値観や尺度がしっかりしているのかとも推測します。
    情報や誰かの言動を鵜呑みにすることは自分たちのアイデンティティを危うくすることでもありますし、「まず反論する」っていうのが大切なんでしょうね(笑い)

    日本人である良さは非常に感じつつも、情報などを鵜呑みにしている状態が続いていくと、気付いた時には自分がまったく望まない方向に誘導されていた、ということにもなりかねないだけに気になっています。

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  2. アケミさん、こんにちは。日本はアメリカのひとつの州って揶揄されるくらい小さな領土だから、島国だから、アメリカみたいにダイジェストに地方分権が出来ないのかな。ま実際1〜2時間車で走れば隣の県だからね。寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ、みたいな処世術で友愛とか和とか建前の社会だから。良くも悪くもね。原発問題はさすがに勘弁して欲しいけれど。みんながみんな情報を鵜呑みにしているわけじゃないから、それだけお伝えさせてね。さすがにこんな状況だし私もいろいろ考えて自分なりの判断しています。外国からみたら日本人はなんでって思うかもしれないけれどね。
    コメント上手く反映されますように。ラムのスープがおいしそう!

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  3. えららんさん、
    United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland しっかし、長ったらしい国名だなー(笑)
    日本人のいいところも、そのうちに書きますね。いい意味でちゃらんぽらんというか、適当なところとか。米人が、ピューリタン的な理想主義で、たとえばローフードに取り組むときも100%を目指しがちなところと、対照的です。

    mickeydogさん、
    確かに、広さの問題はあるでしょうね。でも、日本も、明治維新までは地方分権だったんですよね。島国なら、なおさら、北海道や九州は、自分たちの都合があるでしょうし。
    理想的には、各自が自分で考え、判断した上で、合意とか和とかに達するのがいいんですが。

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  4. こんばんは。
    大変申し訳ないのですが、お願いにあがりました。

    ニュースで福島県の年間被曝限度量を大人と子どもの別なく20ミリシーベルトに引き上げるというのをお聞きになりましたでしょうか?
    大人の放射線の専門家ですら50ミリシーベルトが限度量なのに、子どもが20ミリシーベルトというのはあまりに異常な事態です。

    文部科学省の通達で今日から「福島県の子どもの年間被曝量20ミリシーベルト」という基準のもと、学校・幼稚園・保育園が「外遊び」などをすることになります。
    しかし今も校庭などのモニタリングではチェルノブイリの「石棺」と同等の数値のところもあり、なぜゆえにそんな危険をおかしてまで年間被曝量を引き上げないといけないのか理解に苦しみます。

    未来ある子どもたちの健やかな成長のために、文部科学省に引き上げを撤回させるべく、今、声を上げないといけないと思っています。

    非常に恐縮なのですが、もし私の意図をご理解いただけるようでしたら、私の記事(http://atopiclife.blog22.fc2.com/blog-entry-859.html)を拡散していただけないでしょうか?

    ご検討いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。

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