2012年3月2日金曜日

マクロビ玄米菜食も糖質制限食も、なんかヘン

今年になってこのブログを再開するにあたって、できるだけ、批判めいたことは控えて、一個人の食べ物に関する記録と思い出を、淡々と書き綴ろう。。。と思ったんだけど。うーん、人間って、やっぱり性にあわないことはできないのね。

南部の食べ物の思い出話も、いつの間にか、南部文化論になってきているし。

それに、なんと、昨年からの読者の方もいるし!(一年も更新していないブログを待っていてくださるなんて、なんと奇特な方でしょう)

だから、少なくとも一回は、昨年の続きというか、ローフードも含めて、健康と食事に関して、私が現時点で思っていることを書いておこうかと。

健康を心がけている、と自称する人の食事には、大きく分けて2通りあるみたい。

  1. 菜食派。これには、マクロビ的な玄米菜食も、ローフードも、欧米のとりあえず肉は食べない派も、含まれる。
  2. 糖質制限派(肉食オーケー派)。野菜は食べるけど、穀物やイモ類などの糖質を制限し、むしろ動物系タンパク質を意識して食べる。(植物系タンパク質で糖質制限することは、不可能ではないけど、難しい)

日本では、1が主流なんでしょうね。日本の伝統的な食事だから。

伝統食を懐かしみ、大切にする気持ちは、私もわかるけど、でも、だからそれが健康にもいい、というのは、短絡でないか。昔の日本に、ガンなどの病気が少なかったのは、そういう、いわゆる成人病を発病するほど長生きする人が少なかったからだと思うよ。戦前の平均寿命は、40歳くらいだから。乳幼児の死亡率が高かったからだけでなく、20代、30代、40代のおとなも、疫病や飢餓で、バタバタ死んでいった時代、ガンや動脈硬化を気にしたのは、かなり恵まれたお金持ちだけだったわけで。

いや、当時でも、脳卒中や高血圧は多かった。これは、日本の伝統食に塩分が多いせいもあるけど、タンパク質が足りないために血管がもろかったからだ、という説もある。

菜食で問題なのは、良質のタンパク質の不足と、糖質過多による血糖値の乱高下や糖尿病だ。ベジタリアンというより、カーボタリアンの場合が多いから。

と、こう書いてくると、私は2の糖質制限食派のようだけど(実際、このブログで糖質制限食をほめたこともある)、今の私は、これにもちょっと注意している。理論的には賛成なんだけど、実際に糖質制限している人の食事って、あまりにも肉や魚が多過ぎで、しかも野菜が申し訳程度の少量で、バランスが悪すぎるから。

糖質制限の理論的根拠としては、この食べ方は、農業が始まるまでの何万年もの間、人類がしてきた食べ方だから、せいぜいが数千年の歴史しかない穀物食より、人間のからだにあっている、というもの。そう、伝統食っていったって、100年か、多くて2−3千年のことなんだ。

菜食の人は、肉の脂(コレステロール)を非難するけど、これは、どうも的外れだ、ということが、科学的にわかってきている。私たちの血液中のコレステロールのほとんどは、食べ物由来ではなく、自分の肝臓が作っているものだから。なぜ肝臓がコレステロールを作るかというと、適正量のコレステロールは、健康に不可欠だから。コレステロールは、からだ中の細胞膜や、胆汁や、エストロゲンなどのホルモンの材料になる。(参考資料)からだが一日に作るコレステロールは、約1000mg。そして、からだはお利口なので、食べ物から余分のコレステロールが入ってくるときは、自前の生産量を調節するらしい。

ちなみに、卵一個のコレステロールは、211mg。卵(ご存知でしょうが、コレステロールが多いことで有名)だけからコレステロールをとると仮定すると、5個食べないと、自前の生産量をオーバーすることはない。そんなに卵食べる人って、いるのか?(仮にいても、健康体は、余分のコレステロールを処理廃棄するシステムを持っている)

つまり、高コレステロール症というのは、からだのコレステロール生産調整システムに異常をきたした状態であって、食べ物由来のコレステロールを制限しても、あまり意味はない、ということ。この人のように、コレステロールを含む食べ物を、ほとんど食べていなくても、高コレステロール症になることもあるし。(高コレステロールの食品を、どれだけたくさん食べても大丈夫、という意味ではないです)

糖質制限食で、野菜不足以外に気になるのは、お酒や、人工甘味料の使用。猿でもヤシ酒を作るそうだから、大昔の人類もアルコールはやったかもしれないけど、毎晩飲んだくれてはいなかったはず(そんなことしていたら、野生動物の餌食になってしまうだろう)そして、穀物を「ここ数千年の歴史の浅い食べ物」と批判する人が、なぜ人工甘味料はオーケーなのか。矛盾している。


ある日の昼食。少なくとも私は、遠慮なく卵食べています。あ、でも、全然食べない日もあるから、平均すると、一日1個くらいかな。

このカリフラワー、もともとオレンジ色なんです。加熱したら色が変わってしまうのかと思ったら、ちゃんときれいなままでした♡

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8 件のコメント:

  1. はじめまして。昨年からアケミさんのブログを読ませて頂いております。
    ブログの復活&健康と食事に関する記事うれしいです(^^)

    1年半ほど前からローフードを始めて、最初はデトックス効果でとても調子がよかったので、アケミさんの記事を読んでもピンときていませんでしたが、昨年末から糖質の過食(私が好きなのは、パンやポテトチップス)と治らない湿疹(アトピー)、倦怠感に悩まされていました。
    グッドタイミングなことに、今年からアケミさんがブログを再開されて、私は訪問したついでに過去の記事も読み直し、自分のタンパク質不足と遅延型食物アレルギーを疑いはじめました。

    友達に、遅延型食物アレルギーの血液検査をした方がいたので、私も検査をしてみようと、調べた皮膚科の門をたたくと、遅延型アレルギーの他に、不足している栄養素も調べた方がいいとアドバイスされ、血液検査を受けました。

    1ヶ月くらいかかるので、まだ遅延型アレルギーの結果は出ていないのですが、不足している栄養素はすぐに結果が出て、医師からタンパク質と鉄の不足を指摘されました。(やっぱり!という感じですが、実際は自分で思っていたよりも深刻でした。)

    そこでやっと肉、魚、卵など普段はとらない(体に悪いと思い込んでいた)タンパク質をとりはじめたら、急激に症状が改善されています。
    とくに、湿疹の治りの早さと、感情の安定感がハンパないです。
    食べても食べてもまだ食べたかった糖質も、そんなに変に欲しがらなくなり、お腹がすくまで待てるようになりました。
    とくに止められなくて困っていたポテトチップス(糖質+脂肪の組み合わせですね。。)にも全然手が出なくなり、なんだかこのままだとダイエットにもなりそうです。

    長くなってしまいまして、ごめんなさい。

    悩んでいたので、とても助かりました。ありがとうございます。
    「ローフードと甘いものの過食」や、甘いもの依存症、セロトニンに関する記事は、特に何度も読みました。アケミさんの文章や、客観的な視点が好きです(^^)

    手探りですが、これからも自分の体に合う食事を探していきたいと思います。

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  2. iku さん
    コメントありがとうございます。うーん、また一人、菜食の犠牲になった人を見つけて、複雑な心境ですが。。タンパク質と鉄の不足ですか。ビタミンDやB12や亜鉛は、だいじょうぶでしたか。アレルギーの検査の結果も、よろしかったらお知らせ下さい。
    肉や魚を食べてダイエットになるなんて、サイコーですね:)

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  3. アケミさん、さっそくレスありがとうございます!
    ビタミンDやB12はよく菜食主義者に不足する栄養素として有名ですよね。
    残念ながら検査項目になかったので、自分が不足しているかどうかは分からなかったのですが、亜鉛は大丈夫のようでした。
    私が受けた検査は、ミネラルは鉄(フェリチン)、亜鉛、銅、ナトリウム、カリウムの結果のみで、ビタミンの結果はなし、主にはタンパク質やコレステロール、中性脂肪、ヘモグロビン、血糖値、尿素窒素、γ-GTPなどの数値から、不足している栄養素を推測するものでした。

    タンパク質不足でコレステロール値と中性脂肪値が低いことや、糖質過多で血糖値が低い(血糖値の上下の揺れ幅が大きいと低い結果がでることがあるそう)など、わたしとしては意外な指摘もありました。
    アレルギーの結果も、お伝えしますね。自分では小麦グルテンアレルギーを疑っています。(パンが大好きなので;)

    それと、菜食の犠牲になった、とは私は思っていないんですよ。
    ローフードを始める前は、それこそジャンクフードやグルメが好きで、かなり添加物なんかもとっていたと思います。今より体調も優れませんでしたし、アレルギーもひどかったし、見た目もパンパンでした(汗)しかも、それが自分の食べ物のせいだとは、あまり思っていませんでした。

    ローフードでデトックスして、食事と健康の関係を感じられるようになり、より菜食が増え、それから、今回の問題にぶちあたった訳ですが。。。。早い話が、菜食も通る道だったのかなと(^^;)

    また長くなってしまいましたね。すみません。
    菜食そのものと言うよりは、菜食は素晴らしくて、肉食は絶対良くないという蔓延している思い込みと、それに流される思考停止な自分が、ダメだったと思いますねー。

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  4. 「糖質過多で血糖値が低い」低血糖症な訳ですね。
    「菜食そのものと言うよりは、菜食は素晴らしくて、肉食は絶対良くないという蔓延している思い込みと、それに流される思考停止な自分が、ダメだったと思いますねー。」ここ、すばらしいと思います。こんな気づきができる人にとっては、本当に、(一時的な)不調も、経験する価値がありますね。

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  5. 食事の記録(写真)も楽しみなのですが,ここ数日の記事も非常に興味深く読ませていただいてます!
    ikuさんのコメントもとても参考になりました.
    「思考停止」まさに私がそれで・・・色々自分なりに調べたりする割には,その場で感銘を受けた(!)栄養や食事に関する考えを鵜呑みにしてしまっていたり・・・.
    自分で「はっ!」と気づくときもありますが,アケミさんの疑問提起にも大いに刺激を受けています.
    怠惰で実行力があまりない点が救いになっている部分もあります.
    徹底してある食事法を実践する以前に色々頭の中で考えてばかりですので・・・.
    個人的にはメンタルヘルスと食事の関係にとても興味があるのですが,食事以外の部分を充実させて,何が正しい食事か考えすぎないことも自分のメンタルにとっては大事な気もしてきました.
    (もちろん,重度の栄養障害がある場合にはそれを補うことが先決だとも思います.)

    ikuさんの「菜食は通る道」の部分は言い得て妙で,うなづくところが多かったです.

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  6. 日本の学校教育って、思考を停止させて、本に書いてあることを丸暗記する訓練といっていいくらいなので、思考停止の人、多いですよ。それが問題かも、と気づくだけでも、大多数の人よりすすんでいると思う。
    「正しい食事」について考え込みすぎない方が、メンタルヘルスにはいいかも、というの、賛成です。というか、私も気をつけないと。

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  7. ゆかりさん、コメントが参考になったなんて私も嬉しいです。ありがとうございます。
    これもアケミさんの記事があればこそですが、下にある「思っていることや調べたことを分け合う場」が少し実現したようで嬉しいですね!

    育った環境にもよるのでしょうが、「正しい食事」について考えなさすぎると、見た目が美味しそうなものや、企業の広告や、習慣性のあるものに偏りがちだし、考えすぎると体の声を聞かずに信じて食べ続けてしまうし。。。難しいものですね。
    私はどちらにも行き過ぎて、やっとちょうどいいラインが見えてきたような気がします(汗)

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  8. 私は糖質制限派です。


    概ね おっしゃる通りです。

    ただ、マクロビ派で 健康な人も 糖質制限で 健康な人もいるので
    自分に合う方を、しっかり勉強して したり。
    または オリジナルの食事療法もありと思います。




    穀物を「ここ数千年の歴史の浅い食べ物」と批判する人が、なぜ人工甘味料はオーケーなのか。


    それは 糖質制限派は 人工甘味料 OK ではないんですね。
    必要悪で、できれば 糖質中毒が改善したら人工甘味料も減らしましょう。

    って 感じです。


    私は お酒は毎日飲みます。

    好き放題食べて毎日お酒飲むより

    糖質制限して 毎日お酒飲む方が マシかなって 程度です。


    自分に 会う食事を 色々参考にしてみつけていったらいいと思います。





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