2012年3月7日水曜日

脂肪は悪者なのか?

これ、あくまでも、医者でも栄養士でもない素人が、調べてみた結果ですからね、実際にどう適用するかは、自分で判断してくださいね。

「脂肪は減らす方がいいに決まっているでしょう」という健康法の「常識」を疑って、いろいろ調べていたら、脂肪に関して、次のような容疑があるのがわかりました。

  1. 食物からの脂肪は、血液中の脂肪の量を増やし、その余分の脂肪が肥満を招く。
  2. 血中の過剰な脂肪は、インシュリン抵抗を増し、肥満や糖尿病を招く。
  3. 同じく、血中の過剰な脂肪は、レプチン抵抗を増し、食欲の暴走をおこし、結果として肥満に結びつく。

おー。これが本当だとしたら、確かに脂肪って悪者だね。でも、一応、もう少し調べてみよう。

1に関して。確かに、脂肪を食べれば、血中の脂肪酸や中性脂肪の量も、少なくとも一時的には、増える。脂肪が、そのまま血液中に移行するわけではなくて、腸で脂肪酸に分解してから吸収するんだけどね。

但し、血中の中性脂肪を増やすのは、脂肪だけではない。糖質も、余分は中性脂肪になる。(タンパク質はどうなのか、まだ調べ中です)つまり、低脂肪の玄米菜食でも、中性脂肪は増えることがある、ということ。(このへん、2のインシュリン抵抗でリンクした記事も参考にして書いています。また、中性脂肪に関するwiki の記事では、炭水化物が総エネルギーの60%を超えるような高糖質食は、中性脂肪を上げる、とあります)

脂肪の中でも、トランス脂肪酸は、特に中性脂肪を増やすんだそうだ。一方、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす働きがあるらしい。つまり、ひと言で食物の脂肪、っていってもいろいろあるわけ。

まとめると、血中の過剰な中性脂肪は、もちろん悪者だけど、それをおこすのは、食物の脂肪だけでなく、糖質も同罪だということ。何でも、食べ過ぎたらよくないわけだ。そして、オメガ3の多い、たとえば魚まで避けるのは、逆効果かも。

2について。インシュリン抵抗のおきる仕組みは、まだよくわかっていないらしい。リンクしたwiki の記事も、かなり慎重な書き方だよねえ。インシュリン抵抗がよくないことはわかっているんだけど、何が原因でインシュリン抵抗がおきるのかは、いろいろな説がある。

ラットに高脂肪食を与えるとインシュリン抵抗をおこすんだけど、こういう場合、動物実験の結果が人間に当てはまるとは限らない。生き物には、それぞれのからだのつくりにあった適切な食事があるわけで、ラットにとって病的な食事が、人間にとってもそうだとは限らないから。ライオンに高脂肪食を与えて病気にならなかったら(多分、ならないです。ライオンは肉を食べるようにできているんだから)、人間にとっても高脂肪食は安全、とは推論しないでしょう?

1と同じで、カロリーの摂り過ぎは、よくないようだし、脂肪はグラムあたりのカロリーが高いから、カロリーオーバーになりやすい、というのはあるでしょうね。でも、私が知りたいのは、一定カロリー内で、高脂肪の場合と、高炭水化物(高糖質)の場合とで、健康に与える影響に違いがあるのか、ということなんだ。

血中の過剰な脂肪酸や中性脂肪は、インシュリン抵抗をおこす。。。ということは、脂肪も糖質も、食べ過ぎればよくないわけだね。1の復習です。

インシュリンは、糖質を食べた時に分泌されるわけだから、糖質を摂り過ぎ、インシュリンが高いレベルが続くと、インシュリン抵抗をおこす。。。わたし、個人的には、これが一番わかりやすい説明だと思う。つまり、インシュリン抵抗の主な原因は糖質で、脂肪は、関係はあるんだろうけど、二次的なんじゃないか

インシュリン抵抗は、3のレプチン抵抗と関連している、ともいわれている。レプチンというのは、脂肪組織から分泌されるホルモンで、食欲を抑える働きがある。つまり、十分に食べて、からだに適切な量の脂肪があると、そこからレプチンが出て、「もう食べるのやめよう」とからだに指示するわけ。

ところがレプチン抵抗が上がると、レプチンがでているのに、そう認識できなくて、食べ続けてしまう。肥満の人が、食べ続けるのはこのせいらしい。

で、そのレプチン抵抗の原因は。。。これもよくわかっていないらしい。遺伝とかで、なりやすい人がいるという説や(これが本当なら、太りやすい体質、というものの説明になる)、過食を続けて、つまりレプチンのシグナルを無視して意図的に食べ続けることで、からだのレプチンへの対応が混乱するから、という説明も成り立つ気がする。

人間は、野生動物と違って、空腹でなくても、「おいしそうなものがあるから」とか「時間だから」とかの理由で食べちゃうじゃないですか。私的には、そういうことを続けていると、そのうちに、からだが「満腹感」(レプチン)を理解できなくなってしまうんじゃないかと思う。(ハイ、大変に、反省しています。。。)

レプチン抵抗の原因としては、他にも、レクチンや果糖なども、可能性としてあげられている。レクチンって、植物性の食品、特に穀物に多いらしいんだよねえ。。。(レクチンのはなしを始めると、すごく長くなるし、正直にいってよくわからないので、ここでは省略します)

結論:
。。。ということは。血中の過剰な脂肪は、確かに問題だけど、それをおこすのは食物中の脂肪だけでなく、糖質もだ、ということ。脂肪だけをを一方的に悪者扱いするのって、不公平でないか。

それから、内容がナンであれ、食べ過ぎはよくないんだね。単に太るっていうだけでなくて(ただ太るだけなら、またやせることもできるだろうけど)、体内の化学変化(代謝)に異常をきたしかねないから。「腹八分目」って、いいコトバだね。

(脂肪に関しては、以前のこの記事も見てね)
追記:コレステロールについては、この記事をご覧ください。

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こういうのも、白菜っていうのかなあ。結構大きいんだよ。

2 件のコメント:

  1. え?これ白菜ですか?ファミリーなんでしょうけどね。

    基礎的な質問ですが、この年になるとあまり脂なしの生活では肌もぱさぱさしてきますよね?以前の記事にもあるように料理の仕方で取り過ぎないようにすれば、肉魚も悪くないし、逆に必要ではないかと思っちゃいますが、年齢・またはライフスタイル的に脂肪の摂取量を減らしていく必要はありますよね?

    レプチンの話は面白い。私は断食をするので、その間は全くほしいという欲望は抑えられるし、その最中はほしいとも思わなくなってきたここ数年ですが、断食でない残りの11ヶ月は何となく口淋しくなったり、時間だから、余っているからと食べていてさっぱりレプチンシグナルなんて感じなくなってますよ。

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  2. 私の考えでは、年齢やライフスタイルによって、総カロリー量を調節する必要はあっても、その中で脂肪の比率を減らす必要はないと思います。歳を取っても、必須脂肪酸の必要はあまり変わらないし、ヘンに低脂肪にすると、かえって老化を促進させてしまうと思う。つまり、おっしゃるように、肌や髪がぱさぱさになったりとか。

    わたし、断食する人って、尊敬しています。根性なしの自分には、とてもできないから。健康のためにせよ、宗教などの習慣としてでも、時々、断食するのは、からだのリセットになると思います。

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