2012年4月1日日曜日

オレゴンの春、オハイオの冬

満開の桜の後ろに、明るい春の光があふれて、何とも気持ちのいい日です ^_^

。。。というのは、エープリル・フールで、オレゴンは、いつものように雨です。でも、まあ、今日は小降りだね。昨日は、文字通り、ドボドボ降っていたから。

このへんで、冬から春にかけて雨が多いのは、いつものことだけど、この三月の降雨量は、記録を更新したらしい。山の麓の方では、雪解け水もあるので、洪水が心配だ。

「オレゴンの春、オハイオの冬」って、ヘンな題だけど、今のうちに気候について書いておこうと思うの。

私も含めて、本州以南で生まれ育った人は、本当に寒い、というのが、どういうことか知らない。私は、渡米して最初の10年をオハイオで暮らしたんだけど、初めての冬に、河が凍っているのを見たときは、驚いた。池が凍るのは見たことがあったけど、普段、流れている河が凍るのを見たのは、初めてだったから。

樹氷も、冬の間ずっと見るので、しばらくすると感動しなくなったなあ。あんなに凍り付いても生きているっていうのは、すごいけど。

記憶だけで書いていてはナンなんで、ちょっとwiki で調べてみると、東京で一番寒いのは一月で、平均最低気温2.5度。オハイオ州コロンバスは、マイナス5.7度。これは、平均なわけで、寒波が来るとこれよりずっと寒くなることは、よくある。年によるけど、マイナス10度を切ることは、結構あった。

コロンバスは、緯度でいうと青森くらいだけど、大陸性気候で、もっと寒くなるみたい。ちなみに、札幌の一月平均最低温度は、マイナス7度。(いうまでもなく、オハイオよりもっと寒いところ、いっぱいあります。大都市では、シカゴとか)

マイナス10度くらいになると、いろいろと注意が必要だ。ちょっとゴミを出すだけでも、コートと帽子と手袋で、完全防備する。そして、決して走らないこと。滑らないように、一歩一歩、注意してすすむ。あ、戸をあけて、外に出るときは、しばらく息を止めること。急に冷たい空気を吸うと、咳き込むからね。(こういう時に、わざと冗談を言って、人を笑わせようとするのは、、、困ったものです)

これだけ寒いと、どこに行っても暖房が効いているので、北部の冬は、意外と居心地いい。(暖房費がかさむけど)お店などには、必ず二重ドアがある。ひとつ目のドアを入ったところで、雪をはたき、次のドアを開ける。人が出入りするたびに、戸外の冷たい空気が吹き込むのでは、中の人は、たまったものじゃない。

これまで住んだところで、運転マナーが一番いいのも、オハイオだ。冬の数ヶ月間、慎重に運転するクセがついているからね。

それと、住民の人がいいのも、オハイオだと思う。あれだけ寒い中に人をほっておいたら、死んでしまう、というのが、体感的にわかっているので、知らない人でも、困っているようだったら声をかける、というのが、身についている感じ。雪かきなんかも、近所に、たとえばお年寄りの家庭があったら、そこの分もしてあげたりとか。

私も、一人暮らしで困ったとき、ずいぶん助けてもらいました。ありがたいことです。

で、これだけ、寒い寒いと書いてくると、オハイオあたりの冬で、一番大変なのは寒さなのか、と思われるかもしれませんが、私の感じでは、違います。一番大変なのは、日照時間が少ないこと。

これも、日本の、特に太平洋側の人には、わかりにくいでしょうね。wiki によると、東京の12月の平均積算日照時間("sunshine hours" 明るく、充分な日照のある時間、らしい)は、166時間。6月は、123時間。梅雨のせいで、6月の方が、日照時間が短いのね。でも、5月でも、182時間(これが、年間最長)つまり、年間を通して、日照時間の違いって、あまりないの。

これが、コロンバスの場合、12月で83.7時間。暗いんです、文字通り。毎日のように、どーんと重苦しい雪空を見ていると、憂鬱になってきます。

その分、春が来たときのよろこびって、すごいんだけどね。3月になって、目立って日が長くなって、で、うまくすると天気がよくて気温も上がる日って、もう雲の上を歩くような、というか、草の上を犬コロのように転げ回りたい衝動に駆られるくらい、幸せです。冬の間に滞っていたセロトニンが、一度に出るのね。

でも、私は、甘かった。日照時間の問題でいったら、より緯度の高い、オレゴン州ポートランドの方が、もっとひどいんだ。

ポートランドの、12月の日照時間は、なんと、65.1時間!

冬至の日の出は7時48分。感じとしては、8時過ぎに明るくなって、雨でないとすると、ここでちょっと日が射すけど、すぐに霧が立ちこめてきて、それが10時か、どうかするとお昼頃まで続く。で、やっと少しブルーグレーの空が見えて、日没が4時半。もう、3時過ぎると、光が黄色っぽく弱くなるのがわかる。

。。。うーん、これに比べたら、春の雨はまだマシかも。晴れ間の空は明るいし、日が長くなったし。

2 件のコメント:

  1. やはり日照時間が短いのですよね・・・。実はオレゴンやワシントンにまだ大学の受け入れをしているところがあったので、一瞬調べていたのですが、人によっては天候が原因で落ち込むと読みましたよ。うちの場合それが原因ではないですけど、息子も駄目ならCCC経由で編入したいと言うので、同時進行で色々手続きしています。

    カリフォルニアとニュージャージーで仕事を主人が迷ったときにすかさずCAにして欲しいといいました(苦笑)。主人も私も寒いところがだめなんです。断食には日照時間が短いのは楽な気もしますけど(笑)。

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  2. そう、オレゴンもオハイオも、冬の間の季節性憂鬱 (SAD) は多いです。まあ、でも、若い人は、多分大丈夫でしょう。私的には、自分が渡り鳥のせいか、慣れ親しんだ土地をちょっと離れてみるのは、特に若いうちは、いいんじゃないかと思います。だって、そうじゃないと、こわいものが増えませんか。経験したこともないのに、SADこわい、寒いの苦手、とかって。
    米国では、CC経由で編入できるの、いい制度ですよね。

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