2012年9月24日月曜日

「健康にいい」と書いてある食べ物は、健康によくない!?

"Real Food Movement" というのがあるんだそうだ。工場で加工された食べ物でなく、昔から食べ続けられてきた本当の食べ物を食べよう、その方が健康にいいんだよ、ということ。加工食品の他にも、ヘンに品種「改良」された農産物や、ヘンな育て方をされた動物の肉も、敬遠するといい、と続く。

初めてこの言い方を聞いたときは、何それ、当たり前のことじゃん、と思ったけど、どうも、そんなに当たり前ではないらしい。

たとえば、ここに、Michael Pollan という人が書いた、"Food Rules: An Eater's Manual" という本がある。ペーパーバックで厚さ1センチくらいの、あっという間に読める本で、同作者の "In Defense of Food" の内容を、もっと実践的に、単純明快な食生活の指針集にしたもの。

この記事の題にあるのは、その指針のひとつ。「この食べ物には、○○という栄養素があって、だから、こういう生活習慣病にいい!」なんて書いてあったら、つまり、その食品は、包装されているということ。包装されているということは、加工されているということ。

本当に健康にいい食品は、ファーマーズ・マーケットの野菜とか、魚屋さんの魚貝とか、包装がないか、あってもごくシンプルなはず。

つまりね、本当の食べ物を食べる、という、本来なら当たり前のことが、今の世の中では、とっても大変だ、ということ。

ボーっとしていると、食品産業や外食産業の宣伝や「教育」にのせられてしまう。あ、それから、健康食品産業も。いや、「のせられ」なくても、今のスーパーとか、普通のお店で、「普通に」買い物していたら、本当の食べ物なんて、まず口に入らない。

仮に、全く洗脳されていない人が、スーパーにいくとするよね。で、お肉と野菜という、原始時代から食べ続けられてきた食べ物を買ってくるとする。パンかおコメも買うかも。

でも、その肉は、原始時代どころか、ほんの100年前の肉、いや、50年前の肉とは、ずいぶんと違うものなのだ。本来、草を食べるはずの牛サンに、トウモロコシを食べさせたり。トウモロコシのどこが悪いんだ、と思うかもしれないけど、牛の胃は、そういうものを消化するようにはできていないので、牛は肥満し、病気になってしまうんだって。

で、病気にならないように、抗生物質を与えられる。つまり、お肉には、残留抗生物質などがある、ということ。(家畜に抗生物質を与える理由は、これだけではなく、もっと悲惨でおそろしい理由もあるようですが、ここでは省きます)

野菜にも残留農薬、パンには添加物。あ、それから、小麦や米は、多分、精白加工してあるね。

昔と同じ肉や野菜を食べてきた人(今時、そんな人は珍しいでしょうが)は、そういう肉などを食べると、「まずい」と思うでしょうが、それでも、どうして変な味がするかは、調べない限りわからないでしょう。

書いていて憂鬱になってきたけど、大切なことなので、繰り返そう。今の世の中で、本来の自然な食べ物、本当の食べ物を食べようと思ったら、相当に勉強し、努力しないとムリ。本当の食べ物の方が高いし、オーガニックとかなんとか、なにかそちらの方が特別なような扱いを受けているから(言うまでもないでしょうが、農薬や化成肥料が出回るまで、すべての農産物はオーガニックでした。そういういいかたをしなかっただけで)

憂鬱ついでに、もうひとつ、私が心配していること。。。この "Food Rules: An Eater's Manual" には、「伝統的な食生活を守っている、日本人やイタリア人のように、食べよう」というのもあるんですが。。。日本人、本当に、本当の食べ物、食べているでしょうかね?

わたし、もう何年も、和食のレストランにいってないんです。どこも、うまみ調味料などを使っていて、食べた後気持ちが悪くなるので。日本のレストランは、そんなことないんでしょうか?出来合いのお弁当や総菜に含まれている、保存料など、必ずしも、表示されていない場合があるそうですが、そのへんはどうなんでしょう?牛、豚、鶏、どんなふうに育てられているか、気にしている人、どのくらいいるんでしょうか。

米国に暮らしていて、日本の事情にうとい私の、杞憂ならいいんですが。。。

*   *   *
最近、食べたもの。


Whole Foods にいったら、魚屋さんが、「このエビ、天然ものだよ、しかも冷凍じゃないよ」というので、買ってみた。殻付きでソテーしてから、食べやすいように、殻をむいてみた。つけあわせは、キャベツの蒸し煮、オレガノとフェンネルシード入と、キノコのソテー。

偶然ですが、エビが続きます。これは、オレゴン産のチビエビ。大抵、ゆでた状態で、売っています。この日は、土曜日のファーマーズ・マーケットで買ったもの。赤タマネギ、セロリ、カブとサラダに。マヨネーズに、少しワサビを入れて。


写真では、どこがエビかよくわかりませんね。すみません。思いつきで入れたカブが、ぽりぽり、おいしかったです。

デザート(?)には、カボチャのロースト。アメリカのカボチャは、水っぽいのが多いんだけど、これはいい具合で、おいしかった。

。。あ、そういえば、Whole Foods のエビが、どこで採れたのか、訊くの忘れた。できるだけ、オレゴン産のものを買うようにしているのに。。。

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1 件のコメント:

  1. そうそう、私も最近色々気になってしまって、実は食が楽しくないんですよ。かといって、外食もしますが、限定されてきています。でも息子もMSGとかにうるさいので、中華系は特にMSGは使っていませんとうたっていても中々お店に入れない・・。野菜にしてもそうですよね。畑をちょこっとしてますが、隣近所は思いっきり除草剤まいているし、ミラクルグローまいてるし、絶対に我が家の土地に入らないわけはないし・・みたいな。かといって、人に作ってもらった物、お店であろうと家庭であろうと、その人の気持ちがこもっていたりすると、なんだか単純にそれだけで嬉しくなってしまって、味の素使ってるんだろうかとか考えられなくなるし(苦笑)。勝手なものです。日本も大分よくなってきていますが、何を使っているかはなかなか全部表示しないし、隠し味なんていわれちゃうことがあるので、困ります。

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