2012年9月30日日曜日

ドキュメンタリー映画 Ingredients

図書館で、 Ingredients というドキュメンタリー映画を借りて見た。オレゴンを中心に、オハイオやニューヨークの、ローカルフード運動を記録したもの。自分が行ったことのある、ポートランド州大のファーマーズ・マーケットとか、ヒルズデールのファーマーズ・マーケットとか出てきて、嬉しい。

Farm to School というプログラムの活動のひとつに、子どもたちを近くの農家に連れて行って、食べ物が実際に育てられているところを見せ、収穫などを体験させる、というのがあるんだけど、そこで、先生の「野菜(ベジタブル)って、何でしょう?」という質問に「ベジタリアンの人が食べるもの」と答えた子がいて、笑い事ではないとは思うんだけど、笑えた。その子のうちでは、普通の人はハンバーガーを食べる、と教えているんだろうなあ。

「野菜はまずい。紙みたいで、味がしない」って言っている子もいたね。実際、「普通」の野菜は、食べ物ではなく、食べ物の形をした見本じゃないか、って思うほど、まずい。その、同じ子が、自分で掘り出したニンジン(映画では、特に言っていないけど、多分オーガニック)は、土を払っただけで、丸かじりしているから、子どもって、正直でかわいい。

「味覚というのは、単に快楽のためにあるのでなく、よりよい栄養を得るために生き物に与えられているのです」

米国のエンゲル係数は、世界一低いんだそうだ。これは、もちろん、効率第一の大規模農業と安定した流通が見込める加工食品による。だから、良心的な小規模農家が、地元で作っている新鮮な農産物を買うなんて、贅沢だ、という批判も出てくるわけだけだけど、これに対して、「現在の農業や食品産業と、その健康への影響を心配する、いわゆるインテリ層が、率先して、本当の食べ物を買い求めることで、変化を促すことのどこが悪いんだね?」と言っていたのが、印象に残った。

そうやって、より多くの人が、本当の食べ物を求めれば、より多くの農家がオーガニックの農業をするようになり、そういう食べ物が手に入りやすくなるわけだから。

ちなみに、ローカルフード運動というのは、ローカルでない食べ物を食べない運動ではないの。それだと、オレゴンの人は、コーヒーもチョコレートもバナナもアウトだし、オハイオの人は、塩もアウトだけど、そういう制約的な考え方でなく、できるだけ、地元の農家を応援しよう、ということ。

地元で小麦もほうれん草も作れるのに、安いからって、中国から輸入するのは、ヘンでないか、ということ。

それに、地元なんだから、時々はその農家まで行って、どんなふうか見てくるとか、そういうダイレクトなコミュニケーションも大切、と言っていたのが、おもしろかった。

*     *     *

うちの、ミニ・ベランダ菜園。8月初めに蒔いたチコリと、


8月末に蒔いた春菊。


まあまあの育ち方かな。もっと寒くなったら、この春菊で、ちり鍋でもいきましょうか。

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ にほんブログ村 料理ブログ 食の安全・食の基礎知識(料理)へ

0 件のコメント:

コメントを投稿